骨盤底筋が緩む原因は?【骨盤底筋負担度チェック表あり】

更新日:2021-09-30
骨盤底筋とは骨盤の底にある筋肉のことで、骨盤内にある膀胱、子宮、直腸などの臓器を正しい位置に保ったり、尿道を締めて尿漏れを防ぐなど、重要な役割を担っています。
尿漏れのお悩みがある方でしたら、1度は聞いたことがある筋肉ではないでしょうか。
この骨盤底筋が衰えると、尿漏れや頻尿、ボディラインの崩れなどの症状が現れ、生活の質を著しく低下させてしまいます。
ですが、この骨盤底筋は手足の筋肉同様「骨格筋」なので、鍛えることができます。
骨盤底筋を鍛えることで症状の改善、予防もできるのです。
今回は、骨盤底筋が緩む原因についてご紹介します。
骨盤底筋の負担度チェックもご紹介するので是非ご覧くださいね。
1.骨盤底筋とは
骨盤底筋とは、骨盤の底(恥骨、尾骨および坐骨の間)にあり、膀胱、子宮、直腸など骨盤内の臓器を正しい位置に保つために支えているハンモック状の筋肉です。
骨盤底筋がどこにあるか分からない時は、おしっこをする時に途中で尿を止めてみてください。そのときに力が入るところが骨盤底筋です。
骨盤底筋の役割
- 排尿や排便のコントロール
- 姿勢の安定性を高める
- 内臓を支え正しい位置に保つ
衰えるとどうなる?
- 姿勢が悪くなる
- 尿漏れや頻尿が起こりやすくなる
- 内臓が下垂してしまい、ぽっこりお腹になる
- 便秘、生理不順や生理痛を引き起こす
2.骨盤底筋が緩む原因
骨盤底筋が緩み、尿漏れになる原因ベスト3
妊娠や出産
重くなった子宮を支えたり、赤ちゃんが膣を通るため、骨盤底筋には多くの負担がかかります。その結果、骨盤底筋が緩み、出産後に尿漏れが起こるのです。
また、妊娠や出産による骨盤底筋のダメージは、将来尿漏れを起こす原因にもなります。特に2回以上経験がある女性は、尿漏れの発症率が高いと言われています。
閉経や加齢
閉経に伴う女性ホルモンの減少や、加齢により、骨盤底筋の機能が衰えてしまいます。その結果、尿漏れが起こります。
肥満
体重が増えると、骨盤内に荷重がかかり、骨盤底筋にも負担がかかります。
その結果、骨盤底筋はダメージを受け、尿漏れが起こってしまいます。
減量することで尿漏れが改善する。と報告されている、肥満と腹圧性尿失禁の関係についての研究データもあります。
上記に挙げた3つの要因以外にも、現代社会の日常生活(長時間のデスクワークや運動不足など)には、骨盤底筋を弱らせる要因が多く潜んでいます。
3.骨盤底筋と女性の尿漏れ
女性が尿漏れを起こす原因には、「女性ならではのからだの構造」「骨盤底筋群の緩み」の2点が影響しています。
男性の尿道が約20cmと長くS字カーブを描いているのに対し、女性の尿道は約5cmと短く、まっすぐな形状をしています。
男性の尿道は出口までS字を描くように伸びているのに対して、女性の尿道は出口まで直線的に伸びていることも、男性より女性のほうが尿漏れが起きやすい原因と言われています。
産後に始まる尿漏れ
とくに女性は、妊娠や出産により尿漏れが始まることが多く、30代以上の女性の3人に1人が尿漏れの経験があるというデータ(※ユニ・チャーム調べ)もあり、悩んでいる方は意外にも多くいます。
出産でダメージを受けた骨盤底筋は、順調にいけば産後1~2ヶ月で回復していきます。
産後の尿漏れは、およそ1年後には9割の人が改善するといわれます。
会陰の痛みが治まる時期(産後1か月くらい)を目安に、骨盤底筋トレーニングを始めてみましょう。
産後の尿漏れを防ぐためには、骨盤底筋にできるだけ負担をかけないことが大切です。
分娩時間が短いほうが骨盤底筋への負担は少ないので、妊娠中の太りすぎや妊娠高血圧症などには気を付ける必要があります。
難産だった人は50歳を過ぎてから、尿漏れを再び経験する場合があるようです。
骨盤底筋トレーニングを習慣として続ければ、中高年期の尿漏れを防ぐことが期待できます。
4.骨盤底筋への負担度をチェックしてみよう
- 電車で座っているときに膝が開く
- 仕事はデスクワーク中心
- 1日のうち座っている時間が長い
- 椅子に座ると背もたれに寄りかかることが多い
- 体を動かすのが嫌い・運動不足を感じている
- 思いものを持ち上げることが多い
- 体を締め付ける洋服(スキニージーンズやガードルなど)をよく着る
- 便秘がちでよくいきむ
- アレルギーで咳やくしゃみが多い
- 電車で座っているときに膝が開く
- 妊娠中や産後に尿漏れが頻繁にある
- 分娩の途中、子宮口が開いてから子どもが産まれるまで5時間以上かかった
- 3500g以上の大きな赤ちゃんを産んだ
- 産後1週間経っても、子宮が下がっている
- 35歳以上になって初めて出産した(帝王切開は除く)
- 3人以上の経産婦の人
チェックが多かった方は、骨盤底筋への負担が大きく、ダメージが蓄積されている可能性があります。
日常生活での何気ない習慣でも、骨盤底筋へ負担をかけることがあるので、これを機会に骨盤底筋ケアを考えてみてはいかがでしょうか?
5.今日から始められる骨盤底筋トレーニング
尿漏れ対策として、多くのクリニック(産婦人科)では、骨盤底筋トレーニングを推奨しています。
骨盤底筋トレーニングは継続することで効果が現れますので、何よりも習慣化することが大切です。
家でもできる骨盤底筋トレーニングで、おすすめの動画を見つけましたので参考にしてみてくださいね。(動画引用:ユニ・チャームジャパン・公式youtube)
骨盤底筋を鍛える専門EMSで効率的にトレーニング!
「骨盤底筋トレーニングをしてもなかなか効果がでない…」「毎日継続するのが大変…」
そんな声も多く挙がるのが、骨盤底筋トレーニングの課題でもあります。
そこで、EMSを使った骨盤底筋トレーニングがとても効率的・効果的なのでおすすめします!
株式会社モン・スターズの業務用EMS「コアレ」、家庭用EMS「コアレミニ」は、「骨盤底筋」をトレーニングするための専用モードが搭載されています。
EMSの骨盤底筋トレーニングであれば、無理な運動は必要なく、パッドを貼って横になっているだけで「骨盤底筋」を重点的に鍛えることができます。
そして、毎日行うトレーニングを必要もないのが魅力です。
家庭用EMS「コアレミニ」であれば、家で気軽に使用することができますので、気になる方は下のバナーから公式サイトをチェックしてみてくださいね!
尿漏れにお悩みの方へコアレの骨盤底筋トレーニングを実施
30代~80代の女性21名を対象に、週に2回コアレの骨盤底筋モードにて施術を実施いたしました。(ご協力:アストラル八幡クリニック様)実際にコアレを受けられて、症状が改善したという実感が「大いにある」と回答した方が7名、「ある」と回答した方が13名、「ない」と回答した方は1名でした。
EMSコアレは、骨盤底筋を集中的にトレーニングして、頻尿・尿漏れにお悩みの方に対し、すぐに効果を実感していただけます。
6.まとめ
今回は、骨盤底筋が緩む原因をメインにご紹介しました。
骨盤底筋が緩むことで、尿漏れやボディラインの崩れなどの症状が現れ、生活の質を著しく低下させてしまいます。
30代以上の3人に1人は、尿漏れの経験があるというデータもあり、産後の女性や中高年など、多くの方が悩まれています。
「普段から骨盤底筋に負担をかけない習慣を心がけてみる」「骨盤底筋トレーニングを始めてみる」など簡単なことから骨盤底筋ケアを始めてみてはいかがでしょうか。
EMSコアレの骨盤底筋モードを活用した骨盤底筋トレーニングは、骨盤底筋体操に比べ、効果を実感するのが早いのが特長です。
業務用EMSコアレは、整骨院をはじめ、レディースクリニックでも尿トラブル対策としてご活用されています。
業務用EMS機器導入に関して気になる方は、下の資料請求よりお気軽にお問い合わせください!
