【整骨院のSNS集客】SNS別の特徴を知って集客力アップ!

最近は、集客や販促にSNSを活用している整骨院が増えてきています。
しかし、SNSと言っても様々なツールがあります。
「何を使ったらいいのかわからない」「アカウント登録したけど活用できていない」といった方もいるのではないでしょうか。
今回は、整骨院で集客や販促にSNSが注目されている理由や、SNS別の特徴、SNS運用を成功させるポイントについてご紹介します。
1.ホームページがあるのにSNS集客は必要?
見てもらう機会を増やすのにはSNSが有利
「せっかくお金をかけてホームページを制作したのに!なんでSNSが大事なの?」「ホームページだけ更新すれば良いんじゃない?」と思う方もいるのではないでしょうか?
これはWEB広告でも言えることですが「単純接触法則(ザイアンスの法則)」が関係します。
接触回数が多いものほど、よく知っていると思い込み、良い印象を持ちやすくなります。
日常生活においてSNSの利用は当たり前となっています。SNSの方がホームページよりも拡散性が高いことから、多くの企業がSNS集客に注目するようになりました。
単純接触法則とは?
興味がなかったり、専門外の分野の物でも、頻繁に目に触れる機会があった場合、その対象への警戒心や恐怖心が薄れ、良い印象を持つようになるという効果。
2.日本のSNS普及率は80%に到達する時代へ
日本国内におけるSNSの利用者(アクティブユーザー)は年々増加しています。
以前、SNSの利用は10代~20代の若年層がメインでした。ですが、今はSNSの利用が当たり前になってきたことで、40〜60代以上の年齢層にもSNSの利用が拡大しています。
このまま普及が進めば、SNSの利用者数は2020年末には7,937万人。ネットユーザー全体に占める利用率は78.7%に達する見通しです。
引用:ITC総研「2018年度 SNS利動向に関する調査」

3.主要SNSではLINEが単独トップ
引用:ガイアックスソーシャルメディアラボ「2020年4月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ」
メッセンジャー機能を主とするLINEが単独1位をキープしています。(※2位のTwitterは2017年以降、アカウント数に関する発表を行っていません。)
ここで注目したいのが、Instagramの急伸とFacebookのユーザー離れです。
2019年内にInstagramはFacebookの月間アクティブユーザー数(MAU数)を抜きました。以降、国内でのInstagramの拡大に注目が集まります。
4.SNS別の特徴
実際にSNS集客を始める上で、主要SNS(LINE、Twitter、Instagram、Facebook)の特徴をおさえることが大切です。
各SNSを分かりやすく例えているサイトがありました。イメージが沸きやすいのでご紹介します。
LINE
- 幅広い年齢層が利用
- アクティブユーザーは7600万人(2019年時点)
- 情報拡散力が低いが、情報伝達力に優れている
- リピート集客に有効
最近、整骨院で急増しているのがLINE公式の活用です。
1対1でのコミュニケーション機能を活用して、予約取りにLINEを使用する整骨院も多いようです。
お友達登録してもらったユーザーには、キャンペーン情報やクーポン、予約状況などを発信することが望ましいでしょう。
ユーザーにとって有益な情報を発信することが重要です。
LINE公式アカウント(旧LINE@)とは
キャンペーンやイベントに関するメッセージを送る機能、1対1のコミュニケーション機能、ホームページを制作する機能、クーポン機能など、複数の機能があります。
- 若年層が多い
- アクティブユーザーは4500万人(2019年時点)
- 男女比はおおよそ同じ
- 投稿フォードは、時系列順に表示
- 拡散力はSNSの中でNo1
- ラフ・ユーモアのある投稿のほうが受ける傾向がある
他のSNSと大きく違う点は、ズバリ「リツイート機能」です。
友達(フォロワー)という枠を飛び越え、一切関わりがない人のところまで情報を拡散する(バズらせる)ことができます。
- 女性の利用率が高い
- 20~40代の利用が多い
- アクティブユーザーは2900万人(2019年時点)
- 画像や動画の見せ方が重要
- 投稿フィードは、関連性や投稿の質順に表示
- 最近は24時間で消えてしまうストーリーズ機能が人気
Instagramでは、FacebookのシェアやTwitterのリツイートに当たる機能がありません。なので、「#(ハッシュタグ)」を上手く入れ、投稿を見てくれるユーザーが増えるように工夫する必要があります。
また、投稿時のURLリンク機能がありませんので、投稿からホームページに飛んでもらうことができません。投稿で完結できることも重要です。
Instagramは、女性ユーザーが多いので、「女性向けのサービスや商品に力を入れている」整骨院は、活用を検討しても良いでしょう。
ラフに投稿ができるストーリーズ機能に注目
2016年に登場した機能「ストーリーズ」では、アクティブアカウントの約70%が利用。1日あたり700万件を超えるストーリーズ投稿がシェアされています。
ストーリーズは、逆時系列順に表示されるので、頻繁に更新することでユーザーの目に留まる可能性が高くなります。
- ビジネス利用のアカウントが多い
- アクティブユーザーは約2800万人(2019年時点)
- 男性の利用率が高い
- ラフな投稿よりも、信頼性の高い投稿のほうが受ける傾向
- 投稿フィードは、関連性や投稿の質順に表示
Facebook上で、友達になっている人は、実世界でのつながりがある人が多いのが特長です。
「年齢が高い層を顧客として見込んでいる」整骨院は活用を検討しても良いでしょう。
フレンドリー感やオシャレ感を演出したい場合は、他のSNSを優先した方がいいかもしれません。
Facebookにも2017年にストーリーズ機能が登場しました。まだInstagramほどの利用率ではないですが、これから利用率が上がることが期待されます。
5.SNS活用の目的(目標)
SNSも今では立派な集客・販促ツール
SNSを活用するにあたり、目的(目標)を持つことはモチベーションして必要です。
競合がたくさんいる中で効果を出していくためには、自身の院・店舗にはどのSNSが適しているかを考える必要があります。どのSNSを活用するかの検討材料の1つとして、まずは、各ユーザー層を参考にすることが大切です。
SNSでできること
①集客・販路の拡大
②商品・キャンペーン情報の拡散
③ファンの獲得
6.SNS集客を成功させるには
担当者をつける
複数の人が投稿することで「キャラのブレ」が生じる可能性があります。SNS上にファンがいた場合、この「キャラのブレ」がファン離れにつながることもあるかもしれません。
担当者をつけていれば、SNSに何か変化があったときも即時に対応できます。
優先度をつける
複数のSNSを運用する場合は、優先度を決めなければいけません。
運用には「時間と手間」がかかります。相性が良くないSNSに力を入れても効果が出ず、モチベーション低下につながる危険性があります。優先度はつけておきましょう。
共感される投稿をする
インターネット上では一方的ではなく、相互のコミュニケーションが重視される傾向があります。拡散を狙うためには、共感が得られるものを投稿することが大切です。
放置アカウントはNG
長い間更新がされていないSNSは、見ている人に不安感を与えてしまいます。更新を続ける自信のないSNSは、最初から作らないほうがいいかもしれません。
そのためにも、優先度をつけることが大切なのです。
7.まとめ
SNSの使い方次第では、集客アップにつなげることが期待できます。
もちろんメリットだけではなく、運用の手間や炎上のリスクなどのデメリットもありますが、運用ルールなどを初期段階で設定することでリスクを減らすことができます。
SNSは、無料で始められるものがほとんどです。
まだSNSを利用していない整骨院でも、今回ご紹介した、各SNSの特徴を参考に、自身に合ったツールを検討してみてはいかがでしょうか。
